176.4、88.2、44.1からサンプリング周波数を選べる

音楽の再生画面

　              　    　　

　フラッシュメモリなどを使うことで、PS3のハードディスクにWAV、MP3なんかの音楽データを取り込ませることもできます。ハードディスクに取り込んだ音楽もアップサンプリングされて再生されます。
　PS3を持っていてiPod、ウォークマンを持っている人は音楽データをPS3に取り込ませて聞いてみてください。音質の違いに驚くと思いますよ。
　
　　　　　　

フラッシュメモリを用いて、パソコンなどから音楽データをハードディスクに取り込める

　　　　　　　　　　　　　　

　 さて、PS3のアップサンプリング再生についてざっと説明しましたが……PS3の音声出力能力を最大限に活かすには、必要な「ブツ」があります。
　PS3とスピーカをアナログケーブル（赤と白のケーブル）で繋いでもけっこう良い音で音楽を聴けるのですが…それではPS3の性能は100％活かされません。
　実はPS3に搭載されているD/Aコンバーター（デジタルデータをアナログ信号に変換する回路）の性能が、あまり良くないのです(^_^;)（音楽再生専用機ではないので、仕方のないことですが）
　というわけで音質にこだわるのなら、デジタル出力でD/Aコンバーター付きのアンプと接続しましょう。デジタル出力させることでPS3のアップサンプリング再生を120％堪能できます。

　綺麗な音でCDなどの音楽を楽しみたい、という方には光デジタル対応のオーディオアンプがおすすめです。
　音声は光デジタル端子から出力させ、HDMIケーブルでテレビと接続するのです。
　光デジタルケーブルはPCM 2ch 176.4khzまでしか出力できませんが、PS3のアップサンプリングが176.4khzまでなので十分です。
　JACKIEオススメのアンプはオーディオテクニカのAT-HA26D 。
　24bit192khzまで対応し、ヘッドホンアンプとしての機能も持っています。
　PS3にはヘッドホン端子がないのでヘッドホンアンプ機能は便利ですね。
　価格も35.700円と、この手の製品の中ではリーズナブルです。

　　　

光デジタルケーブルでアンプに接続。PCMは2ch 176.4khzまで対応

　　　　　　　　　　　　　　　　　

　 5.1chなどのサラウンドシステムを持っていて、PS3でBDを再生させてホームシアターとして使いたい、という方はAVアンプを使いましょう。
　PS3とAVアンプをHDMIケーブルで繋ぐのです。
　HDMIケーブルの情報転送量は光デジタルケーブルより多く、光デジタルケーブルでは転送できないPCM 5.1ch、PCM7.1chなんかも転送できるのです。
　当然、テレビに出力される映像もアップコンバートされた綺麗な画質で見られます。
　PS3をAVアンプと繋いでやることで、究極のシアターシステムを構築できるのです。

HDMIケーブルでAVアンプに接続。5.1ch、さらには7.1chまで対応

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　 最後に…PS3は「DSDディスク」というものを再生することができます。
　DSDディスクとは「DSF」という音楽のデータをDVDディスクに書き込んだもので、音楽CDより圧倒的に美しい音質で音楽が聴けるのです。
　JACKIEは音楽を聴くときDSDディスクしか聞きません(*´∀｀*)　一度DSDで音楽を聞くと、もうDSD以外では音楽が聴けなくなります。
　次回はDSDディスクについて詳しく解説します。